業務用コピー機のリース契約とは?仕組みや料金相場を解説

リース契約とは、リース会社が利用者に代わって商品を購入し、長期にわたり貸し出す契約です。
業務用のコピー機は高額ですが、リースで導入すれば、初期費用を大きく抑えることができます。

リース契約にはさまざまなメリットがあるため、多くの企業がリースでコピー機を導入しています。
本記事では、コピー機のリースについて、料金相場や必要になる費用の種類、契約種別や利用するメリットなどについて解説をします。

コピー機のリース料金

コピー機

まずはコピー機のリース契約をする際の費用について説明していきます。
また、リース料金以外に必要となるカウンター料金についても、併せて解説します。

月額リース料金の相場は1~2万円台

リース契約では、一般的に年間単位で契約を交わします。
最も多いのは、コピー機の法定耐用年数に基づく5年契約です。

月々のリース料金は、1~2万円台が目安になるでしょう。
機能性が高く、高額な機種ほどリース料金も高くなります。
100万円を超える機種を選択した場合は、2万円以上かかるケースもあります。

リース期間ごとのリース料金

リースでは、契約リース期間の長さによって適用されるリース料率が異なります。

そのため、リース期間によって、月額料金や総リース料金も変わってきます。例えば100万円のコピー機を3年契約する場合3.1~3.2%程度のリース料率が適用されます。
5年契約なら、リース料率1.9~2.0%程度です。

7年契約では、1.3~1.4%程度のリース料率となります。
このように、リース契約は期間によって適用されるリース料率が変わり、契約年数が長くなるほど月額リース料金や総リース料が低くなるのです。

リース期間 本体価格 リース料率 月額リース料 総リース料
3年 100万円 3.1% 3万1000円 111万6000円
5年 100万円 1.9% 1万9000円 114万0000円
7年 100万円 1.3% 1万3000円 109万2000円

リース料計算

リース料金に加えてカウンター料金がかかる

コピー機のリース契約では、リース料金だけではなく、カウンター料金と呼ばれる費用が発生することを覚えておきましょう。

カウンター料金とは、コピー機で印刷するたびにに発生する費用です。
1枚あたりのカウンター料金の相場は、モノクロ印刷なら2~3円、カラーであれば15~25円ほどになります。
また、カウンター料金には最低月額料金が設定されています。

1ヶ月のあいだに1枚も印刷しなかったとしても、最低月額料金は支払う必要があるということです。
なお、コピー機のメンテナンス費用や、トナーの費用についても、このカウンター料金の中に含まれています。

コピー機のリース料金とレンタル料金の違い

リースに似た導入方法に、レンタルがあります。
リースとレンタルの大きな違いは、契約期間の長さです。
リースは長期の使用を前提としているのに対し、レンタルは最短1日から利用できます。

ただし1日あたりの料金については、リースよりもレンタルのほうが割高になりがちです。
レンタルは短期間で商材を回すため、割高な料金を設定しているケースが多いのです。

そのため、事業目的でコピー機を導入するのなら、レンタルよりもリースのほうがコストを抑えられます。

「普段はコピー機を使用しないものの、単発的に使いたい」といったケースではレンタルすることで安く使えます。

コピー機のリースの種類とメリット

コピー機

コピー機のリースを検討する際には、リースの種類やメリットについて理解しておきましょう。

リースには、ファイナンスリースオペレーティング・リースの2種類があります。
それぞれに違いがあるため、契約を交わす前にきちんと理解しておきましょう。

リースには2つの種類がある

ファイナンスリースとオペレーティングリースのそれぞれの特徴は以下の通りです。

ファイナンスリース

ファイナンスリースとは、リース会社が契約者に代わって商品を購入し、貸し出す仕組みです。
一般的に、コピー機のリースといえばファイナンスリースを指します。

ファイナンスリースは、購入費用をリース会社が負担している性質上、途中解約することができません。
また、契約期間満了後は、コピー機をリース会社に返却する必要があります。

オペレーティングリース

オペレーティングリースとは、リース契約満了時に、貸し出していた商品の売却を前提に提供されるリース契約です。

契約満了後には、貸し出していた商品をリース会社が売却して現金化、もしくは再リースするため、その価格分をリース料金から割り引くスタイルです。

ファイナンスリースに比べてリース料金が安くなる傾向があり、リース期間も短期から長期まで比較的柔軟に設定できます

ただしコピー機においては、リースしてもらえるコピー機の機種が限られるため、希望通りの機種を導入できるとは限りません。

リースのメリット

コピー機をリースで導入する最大のメリットは、初期費用を抑えられることです。
リース会社が一括購入したコピー機を、毎月のリース料という形で分割払いするため、初期にまとまった金額が必要ありません。

業務用のコピー機は、一括購入すればかなり高額になるため、小さな会社や、起業後間もない会社にとっては大きな負担になります。
初期費用を抑えられるリースならば、そのような心配がありません。

また、レンタルは中古品が前提ですが、リースの場合はリース会社が新品を購入するので、最新の業務用コピー機をオフィスに導入することができます。

保守契約についても、リースならではの特徴があります。
自社でコピー機を購入する場合、保守契約は別途で交わすのが一般的ですが、リースであれば、保守契約もリース会社とのあいだで交わせるため、煩雑さがありません。
保守契約に関する内容や費用を、リース会社と交渉できるのもメリットです。

リースに向いているのはこんな会社

リース契約に向いているのは、新品の複合機やコピー機を、初期費用を抑えて導入したい会社です。
新品のコピー機は、中古のコピー機にくらべてパフォーマンスの面で優れているだけではなく、故障リスクなどの観点から見ても安心して使うことができます。

新品のコピー機を一括購入するとなれば、まとまった金額が必要になりますが、リースであれば初期費用をかける必要がないので、資金力に不安のある企業でも導入することができます。

また、リースならリース会社と保守契約を交わせるため、定期的なメンテナンスが受けられます。
トラブルが起きたときも適切に対処してもらえるため、その点でも安心できるでしょう。

リース契約のからくりに注意

リース契約のからくり

メリットの多いリース契約ですが、支払いの総額は一括購入するときより高くなる点に留意しておきましょう。

契約する年数に応じてリース料率が適用されるため、総額も高くなるのです。
また、リース料金は安くても、カウンター料金が割高に設定され、トータルでは高額になるというケースもあります。

月々の支払い総額がいくらになるのか、リース料金とカウンター料金の内訳を踏まえてきちんと算出しておきましょう。

コピー機のリースに潜むからくりに注意!

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