コピー機で拡大・縮小する方法とは?どの倍率を使えばよいのかも徹底解説!

コピー機は、ただ書類をコピーするだけの機械ではありません。
コピー機に搭載されている機能を使いこなすことで、活用の幅をより広げることができます。

本記事では、コピー機を使って拡大・縮小する方法を解説します。

コピー機の拡大・縮小(サイズ変更)の仕方

コピー機を使い慣れている人でも意外と戸惑うのが、拡大や縮小といったサイズ変更です。
まずはサイズ変更の種類と、それぞれのやり方を紹介します。

等倍

等倍のコピーとは、原稿と同じサイズにコピーすることをいいます。

コピーの倍率は、この等倍コピーの際の倍率が100%です。
倍率が100%より小さい場合は縮小、逆に100%よりも大きい場合は拡大を意味します。

倍率が変わるコピーを「変倍コピー」と呼ぶこともあります。
変倍コピーを頼まれた場合には、何パーセントのコピーなのか確認しましょう。

また、縦横のいずれかの変更なのか、両方がもとの原稿から変更されるのかによって必要な操作も違います。

自動倍率

拡大縮小が苦手といった人におすすめしたい機能が自動倍率機能です。
自動倍率機能を使えば、原稿サイズと必要な複製のサイズに合わせて自動的に倍率が設定されます。

例えば、A3からA4 、B4からA4 といったサイズ変更をするときに、パーセント表示でピッタリ設定するのは手間がかかりますが、自動倍率であれば、操作パネルで選択すれば自動的にサイズを合わせてくれます。

操作パネルで【自動倍率選択】と表記されるので確認しておきましょう。

オフィスでの使用頻度が多い機能なので、覚えておくと役に立つはずです。

固定倍率

固定倍率は、任意のサイズに複製したい場合に使われる方法です。

元のサイズより少しだけ小さく、もしくは大きくしたいといった場合にも使われます。
自動倍率は、元の原稿サイズと複製のサイズによって自動で変更倍率を設定していましたが、固定倍率では自分で倍率を設定します。

「思ったよりも小さくしすぎた」「大きくし過ぎてはみ出した」等のミスも起こりやすいため、普段使いとしては自動倍率のほうが使いやすいでしょう。

コピー機の変倍での失敗しないやり方

コピーでの変倍に慣れないうちは、「印刷がズレてしまう」「端が切れてしまう」といった失敗がつきものです。
こうした失敗は、幾つかのポイントを押さえておくことで大きく減らすことができます。

用紙や印刷設定の確認をしっかりと

印刷用紙の失敗で多いのが、用紙のセットミスや印刷の設定ミスです。
倍率が正しく設定されていても、用紙が適切にセットされていなければミスに繋がります。

また、印刷設定で「とじしろ設定」など、余計な設定をプラスしていたりすることもあります。

パソコンに接続してデータを印刷する際、コピー機の設定や用紙のセッティングに問題ないのに位置がずれてしまう場合は、パソコン側での設定の変更が必要です。

端が切れる時には少し小さめに印刷

自分で倍率を指定して固定倍率でコピーする際、用紙のサイズちょうどに指定すると、印刷エリアを超えてしまい端が切れてしまうことがあります。

この時に重要なのが、実際に欲しいと考えているサイズよりも少しだけ小さいサイズを指定することです。

コピー機の機種によっては「少し小さめに印刷」機能も搭載されています。

用紙サイズと縮尺倍率について理解しておく

コピー機で拡大・縮小コピーを頻繁に行うなら、用紙サイズと縮尺倍率について知っておくと便利です。

それぞれの用紙のサイズがわかっていれば、「出力用紙の長さ÷原稿用紙の長さ×100」の公式で倍率を計算することができます。

用紙サイズや縮尺率表をコピー機に貼っておくと、調べる手間が省けます。

コピー機の拡大・縮小についてのまとめ

コピー機で拡大や縮小を行う変倍コピーは、原稿を引き伸ばして大きな掲示物を作りたい時や、書類をコンパクトにして持ち運びたい時に便利な機能です。

慣れないうちは「印刷がずれてしまう」「サイズ変更が面倒」といった悩みがついてまわりますが、設定や用紙を見直すことで解消できることが多いです。