コピー機に原稿や用紙をセットする時の向きを解説

コピー機に用紙をセットするとき、向きを間違えてしまった経験はありませんか?
普段からオフィスで業務に取り組んでいる方でも、用紙や原稿の向きは間違いやすいポイントです。

本記事では、コピー機に原稿や用紙をセットする時の向きについて、詳しく解説します。

コピー機にセットする原稿・用紙の向き

コピー機にセットする原稿

原稿や用紙をセットする向きは、コピー機の機種によって決まっています。
普段使っているコピー機の種類を知り、正しい方向でセットできるようにしましょう。

読み取り可能な原稿の向き

コピー機にセットする原稿の向きは、読み取り方式によって異なります。
コピー機のデータ読み取り方式は、ADF(自動原稿送り装置)と原稿ガラス方式の2種類に大別できます。

まずADFのケース。ADFとは、自動原稿送り機能のことです。
原稿をセットすれば、自動的に原稿を読み取ってくれるため、コピー時間の短縮ができる機能です。

ADFの場合は、印刷したい面を上にしてセットします。
一方ガラス原稿方式の場合は、読み取る面を下向きにしてセットしてください。

セットする用紙の向き(用紙トレイ・手差しトレイ)

用紙を給紙カセットにセットする際には、印刷したい面を上にしておきます。
手差しトレイを使用する場合は、印刷面を下にしてセットします。

白紙のコピー用紙であれば、表裏を逆にしたところで大きな問題はありませんが、デザイン済みの用紙や、高価な写真紙などを使用する際には、用紙を無駄にすることがないよう注意をはらいましょう。

長辺・短編綴じをする時の向き

両面印刷した資料などを綴る際には、長辺綴じなのか、短辺綴なのかを意識する必要があります。
これを間違えると、閉じた際に上下が逆になってしまいます。

言葉のままですが、用紙の長い辺で綴るのが長辺綴じ、短い辺で綴るのが短辺綴じと覚えておきましょう。
縦に印刷する際の短編綴じと、横に印刷する際の長辺綴じは、表と裏で印刷の上下が逆になっています。

コピー機の機能で向きの間違いを防止

コピー機の機能

コピー機の機種によっては「出力設定」「自動画像回転機能」など、向きの間違いを防止できる便利な機能も搭載されています。

出力設定で印刷の向きを変える

出力設定で印刷の向きを変えれば、向きの間違いを防止できます。
設定の方法は、使用しているコピー機のメーカーや機種によって異なるため、取扱説明書を確認しましょう。

例えばシャープ製のコピー機なら、操作画面で[シンプルコピー]を選び、[詳細]を選択します。
サイドメニューの中から[原稿]を選び、[画像の向き]を調整しましょう。
あとは、[OK]を選べば設定は完了です。
これで、原稿をどのような向きにセットしても、設定した向きに印刷できます。

頻繁に原稿の向きを間違えてしまう方は、印刷をスタートする前に、出力設定で画像の向きを調整してみてください。

自動画像回転機能

自動画像回転機能は、原稿の向きに拘わらず、用紙の向きに合わせて印刷ができる機能です。
この機能を使えば、原稿の向きが間違っていても、用紙に合わせて印刷してくれます。例えば富士フイルムのコピー機の自動画像回転機能には4種類の設定があります。

・しない
自動画像回転機能がOFFになっている状態です。用紙がどういった状態でも自動画像回転機能は適用されません。

・常に有効
原稿と用紙が合うように、原稿のイメージを自動的に回転させます。

・自動選択時に有効
[倍率選択]の[自動%]または[用紙選択]の[自動]を選択した場合のみ、原稿と用紙が合うように、原稿のイメージを自動的に回転させます。

・回転方向
[自動画像回転-回転方向]画面が表示されます。

>自動画像回転(たてよこに画像を回転させてコピーする)│FUJI XEROX

プレビュー機能

プレビュー機能は、印刷を実行する前に、出来上がりを確認できる機能です。
画面上でチェックできるため、誤りがないかどうか確認したうえで印刷を実行できます。

頻繁に向きを間違えてしまう人や、たまにしかコピー機を使わず操作になれていない人は、面倒くさがらずにプレビュー画面をチェックすることでミスを減らせます。

コピー機に原稿・用紙をセットする向きのまとめ

原稿や用紙の向きを間違えると、コピーを繰り返し行う必要が生じてしまいます。面倒臭がらずにきちんと確認して、一度の作業でコピーを済ませましょう。
出力設定や自動画像回転機能、プレビュー機能などの活用でもミスは減らせます。