コピー機のトナー交換の時期と手順を解説!

コピー機の使用に不可欠なトナーですが、交換時期がいまひとつよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
本記事ではコピー機のトナー交換時期や、具体的な手順について解説します。
併せて、トナー交換における注意点もお伝えしていきます。

コピー機のトナー交換時期の目安

コピー機のトナー交換時期の目安
多くのコピー機には、トナー交換のタイミングを通知する機能が実装されています。
液晶にトナー交換を促すメッセージが表示されても、しばらくは使用できますが、安心してコピー機を使用したいのなら、通知があった段階での交換するようにしましょう。

トナー1本あたりの容量は大きいため、インクカートリッジに比べてもちはよいです。
ドラムと分離しているタイプのトナーだと4000枚ほど、ドラムと一緒になっているタイプのトナーだと6000~8000枚くらい印刷できるといわれています。
ただし使用頻度によっては早くなくなってしまうので、突然コピー機が使えなくなって困ることがないよう、メッセージが表示されたら早めにトナー交換をしてください。

コピー機のトナー交換の交換方法

コピー機のトナー交換の交換方法トナーの交換は、ユーザー自身の手で簡単に行うことができます。トナーを交換する際の手順を以下にまとめました。

手順1:トナーカートリッジを振る

新しいトナーカートリッジを開封したら、まず左右に振りましょう
トナーカートリッジの中には、印刷に必要な粒状の粉が入っており、これを均一に均すためです。
振る回数は10回程度が目安。

あまり振りすぎると、中身がこぼれてしまうおそれがあります。
振らずにセットしてしまうと、印刷時に色ムラや線が入ってしまう原因になります。
ただし、トナーカートリッジの中には、振ってはいけない製品も。
あらかじめ取扱説明書で確認した上で、交換作業を行うようにしましょう。

手順2:空のトナーカートリッジを取り出す

古いトナーカートリッジを、コピー機から取り外しましょう
ほとんどのコピー機には、トナーの取り外し方が記載されているので、慣れないうちはそちらをチェックしながら進めるのがおすすめです。

まずはフロントカバーをあけて、トナーカートリッジがセットされている場所を確認しまましょう。。
取り外すときは、水平な状態を保ったまま、丁寧に行ってください。
力任せに取り外してしまうと、コピー機内部の破損に繋がる他、トナーカートリッジの中に残っているトナーが飛び出してしまうおそれもあります

手順3:新しいトナーカートリッジを差し込む

トナーカートリッジにフタやシールで封がされている場合は、あらかじめ外してから作業を行いましょう。
セットする際には、向きを間違わないよう注意しながら、水平な状態を保って行ってください。丁寧にゆっくりとセットし、「カチッ」というロック音が確認できれば交換は完了です。
最後にフロントカバーを閉じたら作業は完了です。

トナー交換の注意点

トナー交換の注意点トナー交換の際には、いくつか注意すべき点もあります。
手順とあわせて確認しておきましょう。

トナーを取扱う際は火気厳禁

トナーカートリッジの中に入っているトナーは、可燃性の素材です。
そのため、火気のある場所で取り扱ってしまうと、火災や粉塵爆発などを起こす危険があります。
トナーを保存する場所にも注意が必要です。

高温な場所や、直射日光に当たるようなところで保存していると、トナーの劣化や、火災の原因になります。
また、トナーカートリッジからこぼれたトナーを掃除機で吸ってはいけません。
掃除機内部で静電気が起こると、トナーが発火することがあります。

新しいトナーは直前に開封する

トナーは、交換する直前に開封してください。
開封したまま放置すると、湿気や気温によってトナーが劣化します。
トナーには使用期限が設定されていますが、これはあくまで未開封であることが前提です。

また、コピー機にセットした後のトナーも、湿気や気温により劣化していくため、多くのメーカーでは、開封後半年以内にトナーを使い切ることを推奨しています。

コピー機のトナー交換についてのまとめ

トナーは、コピー機本体に交換のタイミングが通知されたあともしばらくは使えますが、少なくとも通知があった時点で、いつでも交換できるよう準備しておきましょう。
トナー交換自体は特に難しい作業ではありませんが、火気のある場所を避ける等、安全にかかわる注意点は心に留めておく必要があります。
必要なときスムーズに交換できるよう、正しい手順をマスターしておきましょう。