コピー機や複合機では、免許証の裏と表を、1枚の用紙の片面に並べて印刷することができます。
役所などに、身分証のコピーとして免許証の写しを提出する際などに役立つ機能です。
本記事では、コピー機を使って、免許証の裏と表を1枚の用紙にまとめて印刷する方法を解説します。
コピー機で免許証の両面を1枚にまとめてコピーする方法
現行の表裏を、1枚の用紙の片面に並べて印刷する際には、コピー機の「カード読み取り機能」や「集約機能」を利用します。
免許証の裏と表を1枚の紙に並べて印刷する手順について、詳しく見ていきましょう。
カード専用読み取り機能を利用する
カード専用読み取り機能は、表裏のあるカードのコピーに特化した機能です。
メーカーごとに機能の名称が異なり、「IDカードコピー」「カードスキャン」などの名称が用いられています。※
機能を利用する流れとしては、コピー方法を選択する際に該当する機能名を選び、原稿の表面をセット後「スタート」を押して片面をコピー。
次に原稿の裏面をセットし、再度「スタート」を押せば、裏面をスキャンし、印刷が開始されます。
※主要メーカーでの機能の名称
リコー:IDカードコピー
シャープ:カードスキャン
富士フイルムビジネスイノベーション:IDカードコピー
キャノン:IDカードコピー
集約機能を利用する
集約機能とは、原稿の表面と裏面を1枚の用紙の片面に印刷できる機能です。
免許証のようなカード類をコピーする時だけでなく、印刷コストを削減したい時にも重宝します。
一般的には、操作画面で[片面]→[2枚ごと集約]を選び、印刷したい原稿をセットして[スタート]を押します。
準備完了の合図があれば、[スタート]を押せば、印刷を開始します。
使い方は、コピー機や複合機のメーカー、モデルによっても異なるため、一度説明書を確認してみてください。
機種によっては、2枚の原稿をを1枚にまとめる「2in1」や、4枚を1枚にまとめる「4in1」などの利用も可能です。
コンビニのコピー機でも免許証の両面コピーは可能
コンビニに設置されているコピー機でも、カードの両面を、1枚の用紙の片面にコピーすることができます。
たとえばセブンイレブンの場合、「免許証/名刺コピー」という機能を選択すれば、表面と裏面を一度に読み取って、1枚にまとめて出力してくれます。
レイアウトも自動で調整してくれるので便利な機能です。
コンビニのコピー機は印刷終了後、初期画面に戻ると自動でデータが削除される仕組みとなっており、個人情報保護の観点から見ても安心です。
なお、コンビニのコピー機で免許証や保険証などをコピーする際には、原稿の置き忘れに注意しましょう。
普段から忘れものには気をつけるべきですが、免許証のような本人確認書類は、特に注意が必要です。
プリントアウトした用紙よりも先に、ガラス面に置いた免許証を回収しましょう。
コピー機で免許証をコピーする方法まとめ
免許証や保険証などの両面を、1枚の用紙の片面にコピーしたい時には、コピー機のカード専用読み取り機能や、集約機能を用いましょう。
コンビニのコピー機でも利用可能な機能ですが、免許証や保険証は個人情報にあたるため、置き忘れにはくれぐれも注意してください。