スキャンした画像をパソコンで編集したいと考えたことはありませんか?
編集はしたいものの、「難しそう」「知識がないとうまくできない」と思い込んでいる方も少なくありません。
実は、画像の編集は簡単で、誰でもチャレンジできます。
本記事では、スキャンした画像を編集する3つの方法をご紹介しましょう。
スキャンした画像を編集するには?
最も手軽にできるのが、ペイントやWord・Exeleなど、パソコンに元々入っているツールを使う方法です。
それぞれの編集の仕方について解説します。
ペイントを使い編集する
ペイントとは、Windows搭載パソコンに標準でセットアップされている画像編集ソフトです。
白地のキャンパスへ自由に描画できるほか、取り込んだ画像のトリミングや補正など、さまざまな加工ができます。
さまざまな機能を備えているにもかかわらず無料で利用でき、シンプルな操作性ゆえに初めての方でも問題なく使用できるでしょう。
以下、ペイントの使い方やできることをまとめました。
ペイントの使い方
Windowsパソコンには標準で搭載されているため、別途ソフトをインストールする必要はありません。
メニューからペイントを探し、起動すればすぐにでも画像の編集が可能です。
注意点としては、Windowsのバージョンによってソフトの場所が異なることです。
Windows7なら、[スタート]→[すべてのプログラム]→[アクセサリ]と進めば見つけられます。
Windows8.1とWindows10は、[スタート]→[アプリ一覧]→[Windowsアクセサリ]の中にあります。
どうしても見つからない場合には、検索窓にペイントと入力して検索してみましょう。
起動後は、メニューの[ファイル]から[開く]を選び、ファイルを指定して開いてください。
また、ピクチャフォルダから開きたい画像を選び、ドラッグ&ドロップで直接ペイントへ展開させることも可能です。
どのような方法で開いても問題はありません。
ペイントでできること
デフォルトで搭載されている無料の編集ソフトですが、さまざまな機能を備えています。
高価な有料ソフトほどとまではいかないものの、ちょっとした画像の編集なら十分可能です。
備わっている機能のひとつに、トリミング機能があります。
画像を自由にトリミングできる機能で、サイズ変更や回転などもできます。
ツールには、鉛筆や塗りつぶし、消しゴム、スポイトなどの機能がそろっており、多彩な編集が可能です。
キャンパスへ展開した画像に文字や絵を描く、範囲を指定して好きな色に塗りつぶす、色を抽出して着色する、といった編集が可能です。
また、画像のサイズ変更もできるため、容量の大きすぎるファイルを小さくできます。
縦横比はそのままの状態で変更できるため、自然な形でサイズ変更が可能です。
ファイル形式も、JPEGやPING、BMP、GIF、TIFFなどさまざまな形式を選べます。
WordやExcelに貼り付け編集する
WordやExcelは、officeソフトの一種です。
オフィスワークの現場でもよく使用されているため、使ったことのある方は多いのではないでしょうか。
実は、スキャンした画像をWordやExcelに貼り付けて編集を行う方法があります。
WordとExcel、基本的にどちらでも行うべき操作や手順はほぼ同じです。
ここではExcelを例に解説しましょう。
まずはExcelを起動し、画像を挿入したい位置にカーソルを移動させてください。
メニューから[挿入]を選び、[図]→[ファイルから]と進みましょう。
スキャンしたフォルダを選び、貼り付けたい画像を選んだら[挿入]を選択します。
これで、Excel上に画像が展開されます。
画像の貼り付け方は、ExcelでもWordでもほぼ同じですが、編集における操作には違いがあります。
それぞれできることが異なるため、注意が必要です。
使い慣れているほうを選ぶとよいでしょう。
スキャンした画像の細かな加工・編集には画像編集ソフトの使用がおすすめ◎
スキャンした画像のちょっとした加工や補正なら、ペイントやWord、Excelなどでも十分です。
ただ、より高度な加工や編集を行いたいのであれば、専用の画像編集ソフトを利用しましょう。
現在では、無料でも使い勝手がよく、高度な機能を備えたものもあります。
そのため、まずは無料の編集ソフトで試し、必要に応じて有料ソフトを検討してみましょう。
ここでは、無料と有料それぞれでおすすめのソフトをご紹介します。
Photoshop(有料ソフト)
Photoshopは、日本はもちろん世界中のクリエイターが愛用している画像編集ソフトです。
有料の画像編集ソフトとしては世界的な知名度があり、もっとも知られている編集ソフトといっても過言ではありません。
歪んだ写真をまっすぐにする、不要な背景を削除する、画像全体の雰囲気を変えるなど、さまざまなことができます。
また、イラストや図形を1から作成したり、アイコンをデザインしたりすることもできます。
画像編集に必要なありとあらゆる機能が搭載されているため、ちょっとした加工から高度な編集まで自由自在です。
本格的な画像編集を試みたいのであれば、Photoshopを検討する価値は十分あります。
注意点としては、操作がやや難しいことです。
高度な編集が可能であるがゆえに、初めて使用する方は思い通りに使えないかもしれません。
ただ、Photoshopは有名なソフトであるため、インターネット上に使い方を紹介しているサイトがたくさんあります。
動画で説明しているサイトもあるため、そのようなサイトも利用すれば少しずつ扱えるようになるでしょう。
Gimp(無料ソフト)
無料の画像編集ソフトとして有名です。
フリーソフトでありながら絶大な支持を得ており、有料ソフト並みの機能を備えています。
Photoshopと似たような機能も数多く搭載されているため、見劣りすることはありません。
日本語にも対応しており、サポート体制も充実しています。
人気の高い画像編集フリーソフトゆえに、こちらもインターネット上にたくさんの情報があります。
そのため、使い方がわからずとも、ネットで調べればすぐ解決できるでしょう。
デメリットとしては、有料ソフトに比べるとやや操作のレスポンスが遅いことが挙げられます。
ただ、これは人によって感じ方が異なるため、まったく気にならない可能性もあります。
無料なので、まずは利用してみるのがおすすめです。
まとめ
スキャンした画像の編集は、ペイントやWord、Excelなどを使うほか、Photoshopのような有料ソフト、Gimpのような無料ソフトを利用することで可能になります。
まずはペイントやGimpなどの無料ソフトを試し、必要に応じて有料ソフトの利用も検討してみましょう。